挫折が明治維新の原動力に=西郷隆太郎氏が和泊町で講演

先祖の西郷隆盛について、講演する西郷隆太郎氏=27日、和泊町の和泊中あかね文化ホール

先祖の西郷隆盛について、講演する西郷隆太郎氏=27日、和泊町の和泊中あかね文化ホール

 和泊西郷南洲顕彰会と同町西郷どんプロモーション実行委員会主催の明治維新150周年記念講演会が27日、和泊中学校あかね文化ホールであった。講演した西郷隆盛の直系子孫5代目、西郷隆太郎氏(35)=東京都=は、沖永良部島への遠島などの挫折経験が隆盛の明治維新を成す原動力になったと紹介した。

 

 隆太郎氏は西郷隆盛といと夫人の子孫で、元法務大臣の西郷吉之助は祖父に当たる。隆盛の子孫で構成する西郷家二十四日会(会員1075人)の代表も務めている。

 

 講演では、隆盛が人生で3度の大きな挫折を味わったと指摘。1度目は10歳の時に肩に刀傷を負い、剣の道のエリートコースから外れたこと。2度目は月照と共に自殺を図ったが、1人だけ生き延びたこと。そして3度目は罪人として沖永良部島への遠島を言い渡されたこと。

 

 隆太郎氏はこれらの挫折経験が同時に隆盛の人生のターニングポイントでもあったと考察し、「こうした挫折を何度も味わいながら、負けずに頑張り明治維新を成し遂げたのだと思う」と強調。また「社会が混沌(こんとん)としている今こそ、隆盛の敬天愛人の精神が必要ではないか」とも話した。