支援教室、喜界高に開級/1期生2人の入学祝福―大島養護学校

1期生を激励した大島養護学校高等部喜界支援教室の開級と入学を祝う式=10日、喜界町

1期生を激励した大島養護学校高等部喜界支援教室の開級と入学を祝う式=10日、喜界町

 県立大島養護学校高等部喜界支援教室の開級と入学を祝う式が10日、県立喜界高校の校舎内に設置された同教室であった。保護者ら関係者は、1期生2人の入学を祝福すると同時に、同島初となった支援教室の開級を喜んだ。

 入学を祝う式で、大島養護学校の山口敏親校長は「それぞれの夢や目標の実現に向けて学習などに取り組んでください」とあいさつ。来賓らも「明るく強く豊かに生きる人に成長を」「3年間で社会に貢献できる実力を身に着けて」などと激励した。

 1期生の榮山亮さん(16)は「美術部に入り絵を巧く描きたい」、菅沼和寿喜さん(同)は「先生の話しをよく聞き、2人仲良く頑張りたい」とそれぞれ抱負を語った。

 教室の設置を巡っては、障がい児を育てる保護者らで組織する同島の「さとうきびの会」(豊原裕子代表)が、県に3万人分の署名を集めて要望するなど活動を展開。要望に応える形で昨年9月、三反園訓知事が県議会本会議で教室の設置を表明した。

 入学を祝う式にも参加した豊原代表は「こんなに早く実現するとは思わなかった。これで島の同級生たちと一緒に高校卒業まで学ぶことができる。地域の方々にも子どもたちの成長を見てもらえる」と笑顔で話した。

 教室の運営に当たっては、教諭2人と支援員1人が常駐。1回50分、1日6こまで週5日授業を行う。島内唯一の中学校で学んできた生徒同士の交流を続けるため、修学旅行や部活動などは喜界高校と合同で実施する。