新たな陽性5人、計34人 新型コロナ感染確認続く 与論町

 県は26日、与論町で新型コロナウイルス感染者が新たに5人確認されたと発表した。同町で確認された感染者総数は34人。町内では厚生労働省のクラスター(感染者集団)対策班が調査を進めており、県は対策班の助言も得てクラスターや院内感染の認定を判断するとしている。

 

 県によると、新たな感染者は10代未満から60代の男女。このうち4人はこれまでに感染が確認された住民の知人や親族で、濃厚接触者などは調査中。与論島からは26日、前日までに感染が確認された3人を含め6人が海上保安庁の航空機で県本土に搬送された。26日の検査数は98件で、結果は27日に公表する。

 

 看護師や入院患者など10人の感染が確認され、クラスターの可能性が指摘されている与論徳洲会病院(高杉香志也院長、81床)については、26日までに医師や看護師、技術者などの職員、退院済みを含めた入院患者の計199人の検査を終了。県によると、10人以外に新たな感染者は確認されなかった。

 

 一方、地元住民など12人が参加し5人の感染が確認された町内飲食店での会食(今月15日)については、県外から参加した5人の感染の有無は依然、確認できていないという。

 

 県は、与論徳洲会病院と会食の2カ所でクラスターが発生した可能性を示すとともに、同病院については院内感染の可能性も指摘。一方で、25日に現地入りした厚労省のクラスター対策班から、調査内容などの報告は受けていないとしている。

 

 与論町での感染確認が続く中、県は現時点で県独自の緊急事態宣言を出す予定はないとする一方、「同町では非常に厳しい状況が続いている」との見方を示し、町と歩調を合わせて与論島への来島自粛を呼び掛けている。

 県内では26日、与論町以外での新たな感染者は確認されず、同日現在、県全体の感染者総数は216人。24日現在、56人が医療機関に入院し7人が宿泊療養、5人が自宅待機中。7月1日以降、132人が退院した。