新たに与論町14人、龍郷町1人 与論では2例目のクラスター

与論町でのクラスター発生を発表する地頭所恵くらし保健福祉部長(右)=5日、鹿児島市の県庁

与論町でのクラスター発生を発表する地頭所恵くらし保健福祉部長(右)=5日、鹿児島市の県庁

 県は5日、県内で新型コロナウイルスの感染者が新たに17人確認されたと発表した。このうち、与論町で14人、龍郷町で1人の感染を確認。10歳未満から70代までの男女で、県は龍郷町の感染者を含めて与論町内で新たなクラスター(感染者集団)が発生したとの見解を示した。与論町でのクラスター発生は7月に続き2例目で、新たなクラスター関連の感染者数は合計25人。県は同日、国にクラスター対策班の派遣を要請した。

 

 クラスター関連の新たな感染者の内訳は、与論町が10歳未満と20代、50代の女性と70代男性が各1人、30代男性2人、50代男性6人、60代男性2人。龍郷町の感染者は50代男性で、与論町の感染者の濃厚接触者。与論町への具体的な訪問歴などについて、県は公表していない。

 

 15人のうち与論町在住の9人は4日にPCR検査を受けて陽性が判明した。50代男性が倦怠(けんたい)感を訴えており、他の8人は無症状。龍郷町の男性を含めた残る6人の症状の有無や行動歴、15人全員の濃厚接触者について県は「調査中」としている。

 

 4日に陽性が判明した9人のうち6人が5日現在、自宅待機中で、6日以降に宿泊療養のため奄美大島に搬送される予定。残る3人は県本土の医療機関に搬送した。

 

 県によると、濃厚接触者などのうち140人のPCR検査を5日中に実施。同日までに医師と看護師各1人を与論町に派遣した。

 

 県は、同町内の接待を伴う飲食店の従業員3人と来店客7人、親族など4人がクラスター関連の感染者に含まれているとして、感染拡大防止の観点から店名「ラウンジ Rose(ローズ)」(与論町茶花29の1)を公表。10月18日から11月1日までの間に同店を訪れた来店客の検査を行う方針で「心当たりのある人は、かかりつけ医など最寄りの医療機関や受診・相談センター(保健所)へ連絡してほしい」と呼び掛けている。

 

 与論町と龍郷町以外の新たな感染者は、鹿児島市の40代女性と曽於市の20代男性。県内の感染者数は同日現在、505人。4日現在、10人が医療機関に入院し、13人が宿泊療養中、1人が自宅待機中となっている。