新たに13人確認、計22人に 新型コロナ、奄美市のクラスター

  県と鹿児島市は30日、新たに計33人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。このうち13人は奄美市の接待を伴う飲食店を中心に広がった県内29例目のクラスター(感染者集団)関連で、奄美市と龍郷町在住の20代と30代の男女。このクラスター関連の感染者数は計22人となった。県によると、店舗側は来店客の名簿を作成しており「不特定多数への感染の恐れはないことから店舗名は公表しない」という。奄美関係では同日、知名町でも1人の感染が確認された。

 

 クラスター関連の新たな感染者内訳は奄美市が20代女性1人、30代の男性2人と女性9人。龍郷町が20代男性1人。このうち奄美市の8人は29日に陽性が判明し、いずれも宿泊療養中。龍郷町の男性を含め他の5人は、30日に陽性が判明した。症状の有無や療養状況などは確認中としている。

 

 県は29日に発表したクラスター関連の感染者のうち療養状況などが未確認だった5人と、奄美市の男性1人について30日現在の状況を公表した。大和村の男性が医療機関に入院しているほかは、いずれも宿泊療養中という。

 

 県が30日までに発表した奄美市のクラスター関連22人のうち、15人が店舗関係者で5人が来店客、2人が来店客の職場関係者。クラスター関連の30日の検査数は陽性の13人を含め約60例で、今後の検査数見込みについて県は「現時点では不明」としている。

 

 県によると、奄美医療圏内の新型コロナ対応病床確保数は45床。今後の感染者数の状況によっては、県本土への感染者搬送もあり得るという。

 

 クラスター関連以外の奄美の感染者は知名町の20代女性。療養状況や症状の有無などは確認中。

 

 奄美以外で30日に陽性が発表された県内の感染者は鹿児島市、鹿屋市、霧島市、薩摩川内市、姶良市の10代から70代までの男女。県内の感染者総数は30日現在、2123人。29日現在、56人が医療機関に入院し、60人が宿泊療養、5人が自宅待機中となっている。

 

 県は30日、これまでに新型コロナへの感染が確認された県内在住の男女25人が変異株に感染していたと公表した。今後、国立感染症研究所でゲノム解析での詳細な検査を行い、変異株の種を確定する。県内で確認された変異株の感染例総数は81例。