新型コロナ対策で一致団結確認 沖永良部島2町、水際対策徹底

感染予防に向けた水際対策の徹底などを確認した、沖永良部地区新型コロナウイルス感染症対策会議=6日、知名町

感染予防に向けた水際対策の徹底などを確認した、沖永良部地区新型コロナウイルス感染症対策会議=6日、知名町

 沖永良部地区新型コロナウイルス感染症対策会議が6日、知名町の沖永良部与論地区広域事務組合消防本部であった。会議は島内では確認されていない同感染症の未然防止策や、万一発生した際の適切な対応について和泊、知名両町と関係機関が一致団結し、共通認識を持って対応しようと両町主催で初開催。感染予防に向けた水際対策の再徹底と、島民への正しい情報提供を申し合わせた。

 

 両町の首長や担当課長、議長、区長会長、同消防長、各医療機関の医師に加え、オブザーバーとして松岡洋一郎徳之島保健所長らが出席。島内の医療機関や福祉施設の関係者も会議を傍聴した。

 

 松岡所長は「感染を心配する住民の方が医療機関に連絡なしで押し寄せるといった事態は避けないといけない。現在は県内でまだ感染は確認されていない段階。手洗いなど標準の感染症対策が最も重要」と強調した。

 

 同感染症対応フローを示し▽風邪の症状や37・5度以上の発熱が4日以上継続▽強いだるさや息苦しさがある―場合(高齢者や基礎疾患のある人はこれが2日程度続く場合)は、すぐ医療機関へ行くのではなく、まずは帰国者・接触者相談センター(沖永良部島は徳之島保健所、電話0997・82・0149)に電話相談。そうした状況にない場合は、通常のかかりつけ医療機関を受診するよう町民への周知を呼び掛けた。

 

 一方、町側から保健所に対し、「地理的に近い沖縄でも患者が出ており、不安を抱く島民は少なくない。不安感から相談センター(保健所)へ電話してきた人に対してはできる限り、その不安を取り除けるような丁寧な対応を心掛けてほしい」などと要望した。

 

 松岡所長は沖縄県で2月20日に3例目の感染が確認されてから2週間以上、次の感染者が出ていないことを引き合いに「万が一、島内で患者が1人確認されても、直ちにまん延ということはない。その場合は保健所がしっかり関与し、まん延させないよう対応する」とも述べた。

 

 出席した医師からは「島内で感染事例がない現状では空港や港、船内、ホテルなど水際での予防対策の徹底が重要。こうした施設に行政が改めて十分な対策を要請してほしい」「法事や葬式に関しても町側が、町民へ(感染症予防への)配慮を呼び掛けては」といった意見があった。