新型肺炎で一部自治体、図書館休館へ

 休館を前に本をまとめて借りていた親子連れ=1日、知名町立図書館

休館を前に本をまとめて借りていた親子連れ=1日、知名町立図書館

 国内でも感染が広がる新型コロナウイルスへの対応で、自治体によって学校の臨時休校期間に合わせ、図書館など不特定多数が出入りする公共施設を休館する動きもある。2日から休館の措置を取る知名町立図書館では1日、休館を前に本を数十冊まとめて借りる住民の姿も見られた。

 

 2~15日まで町内の小中学校の臨時休校を決めた同町では期間中、図書館と中央公民館、町民体育館、文化ホール「あしびの郷・ちな」も休館となる。

 不特定多数の人が集まる公共施設での感染リスクを極力減らす目的。2月28日に学校を通じた保護者らへの文書配布や、施設入り口の張り紙で休館を周知している。

 

 同町立図書館では通常、1人当たり10冊を限度に本の貸し出しを行っているが、2月29日と1日は、新刊など一部の本やDVDを除き貸し出し数を無制限とした。

 

 2日からしばらく学校が休校となる子どもたちや、その家族らが図書館を訪れ、気になった本などをまとめて借りていた。親子で図書館に来ていた知名中1年の藤田芳人さん(13)は「休みの期間をどう過ごすかはまだ決めていないが、学校からは『自宅待機』と言われている。とりあえず宿題や読書をしようと思う」などと話した。

 

 同図書館の前利潔館長は「15日までの休館期間中は、毎年3月下旬に1週間程度、図書館を休館にして行う蔵書点検を前倒しして実施する。15日で臨時休業期間が解除されれば、3月後半は通常の休館日(月曜日)を除き開館する予定」と説明した。

 

 一方、同じ沖永良部島の和泊町立図書館は2日以降も通常の業務日程だが、15日まで学習室の利用を禁止。館入り口に文書を張り出し、発熱の症状(37・5度以上)がある人の入館制限やマスク着用での来館、長時間滞在の遠慮などを呼び掛けている。