新庁舎はあしびの郷隣へ 答申に町長「重く受け止める」 知名町まちづくり町民会議

今井町長に答申書を手渡すまちづくり町民会議の外山会長(右)=26日、知名町

今井町長に答申書を手渡すまちづくり町民会議の外山会長(右)=26日、知名町

【沖永良部総局】知名町のまちづくり町民会議(外山利章会長)は26日、役場新庁舎建設の基本的事項について今井力夫町長に答申した。外山会長は「委員の皆さんには5カ月という長い期間にわたって協議してもらい、いろんな意見が出てきた。町長にはこの答申書の内容を十分吟味してもらい、庁舎建設に取り入れてほしい」と要望した。

 

 同会議は新庁舎建設の基本的事項に関する協議を、今年6月から12月までに全5回実施。その協議内容と、庁内検討委員会の意見も踏まえ、答申書をまとめた。

 

 答申書では▽新庁舎の位置は水利事業所向かいの未舗装箇所(あしびの郷・ちなの隣)▽鉄筋コンクリート造り2階建てで、延べ床面積2500平方メートル▽建物建築費用の予定額は12億円とし、市町村役場機能緊急保全事業債を活用▽発注方法は設計施工分離発注方式―とすることなどを求めている。

 

 また①防犯②防災③誰にでも優しく配慮されたインクルーシブデザイン④住民サービス⑤再生可能エネルギーの活用―などの観点で、新庁舎に求める機能も提案している。

 

 同日、同町役場を訪問し、答申書を届けた外山会長は「町民会議の議論では全ての人に優しいインクルーシブデザイン。町民が集いやすい庁舎。災害時でも業務継続ができる庁舎という三つの視点が出されていた。しっかりと取り入れてほしい」と述べた。

 

 今井町長は「新しい役場がどうあるべきか長い期間、十分に検討してもらったと思っている。町民会議の皆さんは町民の代表者なので、この答申書には町民の総意が込められていると重く受け止め、対応していく」と話した。

 

 同町総務課によると、今回の答申内容を踏まえ、来年1月中にも基本計画を策定。町民にも公表し、意見を募る。2020年度中の工事着工、21年12月末の完成を目指す。