新生児の成長願う 与論で浜下り行事「パマクマシュン」

いとこ同士でパマクマシュンを体験する勝彩華ちゃん(左側)と高健人ちゃんの家族=18日、与論町赤崎海岸

いとこ同士でパマクマシュンを体験する勝彩華ちゃん(左側)と高健人ちゃんの家族=18日、与論町赤崎海岸

 旧暦3月3日に当たる18日、与論町では各地の海岸で伝統の浜下(お)りがあった。老若男女が海岸に出て潮干狩りをしたり、浜辺で弁当を広げて宴会を開いたりと思い思いに行事を楽しんだ。新生児の足を海水に浸して健やかな成長を願う「パマクマシュン」(浜踏まし)もあった。

 

 島の南東・赤崎海岸では、いとこ同士の高健人ちゃん(1カ月)=和泊町=と、勝彩華ちゃん(11カ月)=与論町=の2家族がそろってパマクマシュンに臨んだ。

 

 2人ともわらぞうりをはき、男児の健人ちゃんは魚介類を入れたティル(民具)、女児の彩華ちゃんはザルをそれぞれ脇に掲げさせ、両親と共に海水に足を浸した。

 

 彩華ちゃんの父康典さん(36)は「4姉妹の末。姉たちもみんな与論の海に足を浸した。この子も元気に育ってくれたら」と笑顔。健人ちゃんの母安奈さん(31)は「健やかで活発な子になってね」とわが子に優しく語り掛けた。