新設赤灯台、運用始まる 名瀬港

灯器などが設置され、1年3カ月ぶりに復旧した赤灯台=24日、奄美市の名瀬港西防波堤

灯器などが設置され、1年3カ月ぶりに復旧した赤灯台=24日、奄美市の名瀬港西防波堤

 昨年9月の台風24号で灯台が倒壊した奄美市の名瀬港西防波堤で24日、新設された灯台の運用が始まった。第10管区海上保安本部が同日、灯塔に灯器と周辺機器を設置し、点灯を確認。平成元年生まれの「赤灯台」は昨年の倒壊を経て、令和元年に再び灯をともした。

 

 倒壊した灯台は高さ11㍍、直径2・2㍍の強化プラスチック製。1989(平成元)年12月25日の初点灯以来、夜間に赤く点滅して船舶の航行を支え、市民からは「赤灯台」の呼び名で親しまれていた。

 

 赤灯台は灯塔と基礎を固定するボルトの腐食が原因となり、台風の波を受けて倒壊。新設灯台は「災害に強い灯台」(10管本部)とするため、灯塔の底部を基礎に75㌢埋め込みコンクリートで固定する工法を採用した。

 

 新設灯台は強化プラスチック製で高さ4・8㍍、直径46㌢と従来より小型。耐用年数は40年以上とされる。発光ダイオード(LED)を光源とする赤色の灯火は4秒間隔で点灯し、約9㌔先まで届く。

 

 10管本部交通部企画課の段村健吉課長補佐は「昨年の倒壊以来、復旧を待ち望む声が多く聞かれた。災害に強く生まれ変わった灯台を適切に利用し、安全な航行に役立ててもらいたい」と話した。