星空観光推進へ モデル地区設定し防犯灯改良 与論町

与論町が設置した光害発生を抑える防犯灯と星空(提供写真)

与論町が設置した光害発生を抑える防犯灯と星空(提供写真)

 【沖永良部総局】与論町は16日、「星空観光」の推進につなげようと、同町立長の観光施設「サザンクロスセンター」周辺をモデル地区に防犯灯の改良を始めた。16、17の両日、光の影響で星空観察がしにくくなる「光害」の発生を抑えた防犯灯を10基設置し、星空観察の環境改善を図った。

 

 与論町は、星の見やすい夜空を保護する取り組みを評価する国際認証「星空保護区」の認定も視野に、旅行客が星空観察を楽しむ観光展開を推進している。町は2019年度から、連携協定を締結している和歌山大学観光学部(尾久土正己学部長)と共同で、町内の光害調査や防犯灯の改良方法の検討などを行ってきた。

 

 モデル地区の範囲は、サザンクロスセンターを中心とした半径500メートル。改良した防犯灯は▽水平より上方へ向かう光が無い「上方光束比ゼロ」▽電球色に近い「色温度3000ケルビン以下」│など星空保護区の申請基準を満たしている発光ダイオード(LED)灯を採用した。20年度内にモデル地区内の防犯灯50基を取り替える計画だ。

 

 改良した防犯灯を設置後、町商工観光課の担当者は「改良することでまぶしさが軽減され星空が見やすくなった。足元は明るく照らされていて防犯灯としての機能は損なわれていない」と評価。「今後はモデル地区の住民や観光客の意見などを反映させて、島全体の星空観光推進につなげたい」と話した。