有盛神社の屋根改修が完了 住民らの寄付など活用 奄美市名瀬浦上町

屋根などの改修が完了した有盛神社=28日、奄美市名瀬浦上町

屋根などの改修が完了した有盛神社=28日、奄美市名瀬浦上町

  奄美市名瀬浦上町の有盛神社の改修工事が25日、完了した。経年劣化などで腐食が進んでいた屋根の張替えなどを浦上町内会(壽剛進会長)が行った。壽会長は「改修は長年多くの住民が望んでいた。地域行事の拠点にもなる大切な神社。今後も市などの協力を得て管理していきたい」と語った。

 屋根部分は約20年前の台風で一部損壊した。修繕したものの、大雨のたびに雨漏りしていたという。同町内会は4月に神社改修委員会(悦田隆彦委員長、委員22人)を設置。寄付を募ってきた。

 工事費は約620万円。住民と出身者ら333人の寄付と奄美市の助成金300万円を活用し8月に着工した。

 奄美大島では壇ノ浦の戦い(1185年)で源氏に敗れた平氏の残党が落ち延びてきたという伝承が各地で残る。有盛神社は平有盛を祭る。

 ご神体の仏像「石造弁財天像」は秀逸な彫出技術が認められ、市の有形文化財。神社一帯の森林は亜熱帯の代表的な林相として市の天然記念物になっている。

 同町内会は神社の維持管理のため、引き続き2019年3月末まで寄付を受け付ける。問い合わせは090(7440)4461有盛神社改修委員会。