東京で農業ワークショップ  現状報告し、担い手募る  和泊町のNPO法人

島の農業を知ろうと有馬さんと安田さんに質問を寄せるワークショップ参加者=16日、東京都千代田区

島の農業を知ろうと有馬さんと安田さんに質問を寄せるワークショップ参加者=16日、東京都千代田区

 和泊町のNPO法人ねりやかなやレジデンス(佐藤理江代表理事)は16日、東京都千代田区のイベントホールで「沖永良部島で農業にチャレンジ」と題したワークショップを開催した。約20人の来場者に沖永良部島の農業の現状を報告し、担い手を募った。

 

 ワークショップは沖永良部島で農業を営む有馬清美さんと安田敏江さんによる島の農業紹介でスタート。2人は「農業の苦しみと喜びは表裏一体」「未経験からいきなり農家を目指すのではなく、まずは農業体験からスタートし、リアルな島の姿と農業を理解する必要がある」などと話した。

 

 続いて行われたディスカッションは、グループで希望や疑問を出したり答えたりして、島で一歩を踏み出すために必要なことをまとめた。

 

 懇親会では島料理と黒糖焼酎を囲み歓談。サトイモやバレイショ、花栽培などに関する具体的な質問が寄せられていた。

 

 参加した大正大学地域創生学部2年の小林幹大さんは「奄美大島でのボランティア体験が沖永良部島にも興味を持ったきっかけ。一過性の地域貢献ではなく、短期、中期、長期と目標を立てて実行に移す事の大切さを身に染みて感じている。原点は地域の声に耳を傾けること」とワークショップの手応えを語った。

 

 佐藤代表は「参加者の声と島の声をマッチさせることが大切。人手が不足する収穫シーズン対策も喫緊の課題。『農業をしながら、島を楽しんで』をキャッチフレーズに今後も継続して取り組みたい」と話した。