校長にサプライズ卒業式/龍郷町・秋名小

宮田校長(中央)の定年退職を祝った秋名小「サプライズ卒業式」=26日、龍郷町

宮田校長(中央)の定年退職を祝った秋名小「サプライズ卒業式」=26日、龍郷町

 龍郷町の秋名小学校は26日、2017年度で定年退職する宮田藤蔵校長(60)の「サプライズ卒業式」を実施した。児童と教職員が企画。校区内の秋名、幾里、嘉渡の3集落の区長はじめ地域住民ら約40人が出席し、宮田校長の労をねぎらい、第二の人生を祝福した。

 

 宮田校長は1982年採用。曽於郡大崎町の大崎小学校を振り出しに36年間、教壇に立った。卒業式は宮田校長に内緒にして準備した。3集落の区長があいさつに訪れるという設定で日程を調整した。

 

 宮田校長は会場の体育館に入ると一瞬、驚いた表情を見せた後、拍手で出迎える出席者の間を通って笑顔で入場した。教職員らが特製の卒業証書を贈り、出席者は宮田校長との思い出話や感謝の言葉を述べた。

 

 宮田校長は「知っていたら背広を着てきたのに」「稲作体験など、地域の人たちの協力で学校運営が充実し、感謝している。秋名小のみんなは、素直でいい子たち。これからも先生の言うことをしっかり聞いて、頑張ってほしい」とお礼の言葉を述べた。

 

 同校卒業生で龍北中3年の中村友香さん(15)は式の後、「校長先生の理科の実験が面白く、好きな教科になった。大好きな校長先生が退職するのは寂しいけれど、今後は奥さんと一緒にゆっくりと過ごしてほしい」と話した。