桜170本定植、名所に  児島さん地域づくり褒賞、徳之島母間

2000年から定植活動を続けている児島さんと見頃を迎えている桜並木=13日、徳之島町母間

2000年から定植活動を続けている児島さんと見頃を迎えている桜並木=13日、徳之島町母間

 徳之島町母間の理容業・児島静男さん(85)が、2000年から農道沿いに植えてきたヒカンザクラが見頃を迎えている。定植数は約170本。島内最大の桜並木として新たな観光名所となり、人と自然が共生する地域環境づくりへの貢献が認められ、県大島支庁の「あまみ地域づくり褒賞」を受賞した。児島さんは「受賞はうれしい。1本でも多く桜を増やしていきたい」と笑顔を見せている。

 

 場所は同町母間の県道母間新港入り口交差点を山手側に約120メートル進んだ地点。県2級河川「福川」の親水型砂防ダム関連施設付近を起点に、約400メートルにわたって農道の両サイドにヒカンザクラ並木が続いている。

 

 約30年前に参加した桜島や沖永良部島でのランニング、ジョギング大会で「各会場はきれいな花が咲き感動した。徳之島でも名所をつくれないか」と植栽を志した。近隣地主の理解もあり、徐々に定植面積は拡大。母間新港にも植樹するほか、ヒカンザクラの苗を知人らに提供するなど、活動を広げている。

 

 児島さんは「多くの人に桜並木を楽しんでもらえるよう、母間の住民と協力して活動を続けていきたい」と話した。