森と海の藝術楽校が開校 天城町三京

開校した「藝術楽校」でアボリジナルアートを制作する参加者ら=24日、天城町三京

開校した「藝術楽校」でアボリジナルアートを制作する参加者ら=24日、天城町三京

 教育や自然、農業などの専門家や地域住民らで組織する実行委員会主催の「森と海の藝術楽校(げいじゅつがっこう)」が24日、天城町三京に開校した。毎月1、2回各分野の授業を展開し、障がいの有無に関わらず誰もが作品づくりに親しみ、人と自然が調和する持続可能な社会の実現に向けた学びの場を目指す。

 

 藝術楽校は「藝術」「環境共育」「福祉」を3本柱に、山も海もある自然環境豊かな徳之島で参加者の想像(創造)力や自然環境保全の心を育み、アートと社会のつながりを楽しみながら学ぶ場所。藝術や衣食住、農業、科学など分野別の学びやアート制作を通じ、問題意識を持って課題を発見し、解決する力を育むことを狙いとしている。

 

 天城町地域おこし協力隊の野瀬貴子さん(41)が企画提案し、町内の小規模校の入学者増を視野に山海留学に取り組む三京の豊村祐一区長(63)が趣旨に賛同。豊村区長が集落内に所有する建物を活用して開校した。

 

 開校式、オリエンテーションに続いて、野瀬さんを講師にオーストラリア先住民のアート「アボリジナルアート」を学習。親子ら約40人がアボリジナルアートの特徴の一つドットペインティング(点描画)で思い思いの絵を制作した。

 

 全校児童2人の西阿木名小三京分校に通う嶺山結さん(6年)は「たくさんの人の作品を見ることができて楽しかった。毎月授業に参加したい」と話した。

 

 野瀬さんは「三京集落に多くの子どもを呼ぶことができたのは収穫。今後も活動を続けて、特色ある校区の活動として情報を発信し、山海留学につなげていきたい」と語った。