楽しみながら環境考える 大学生と「音を奏でるビーチクリーン」 瀬戸内町阿木名

海岸で拾ったごみで楽器作りをする参加者=14日、瀬戸内町(主催者提供)

海岸で拾ったごみで楽器作りをする参加者=14日、瀬戸内町(主催者提供)

 瀬戸内町阿木名の海岸で14日、「音を奏でるビーチクリーン」活動があった。教育を学ぶ全国各地の大学生8人と、地元の小学生や大人計28人が参加。海岸清掃を行った後、集めたごみで楽器を作って演奏。楽しみながら環境について考えるきっかけとした。

 

 阿木名集落のチャレンジ&コミュニティースペース「HUB a nice d!」(山本美帆代表)と放課後学習塾けっけ塾(久米健太教室長)が主催して初開催した。大学生は、前日まで沖永良部島で1週間の研修後、知名町地域おこし協力隊の地下智隆さん(26)の引率で来島した。

 

 参加者は4グループに分かれて海岸清掃。ペットボトルや瓶、缶、鉄くずなどごみ袋(大)10袋分を集めた後、知恵を出し合って楽器を作り、演奏を楽しんだ。空き瓶を漂着ごみの木枠に並べ、木琴のような楽器も作る子どももいた。

 

 最後はそれぞれの気付きを共有。子どもたちからは「ここにあるごみが海外から届いているのはなぜか」「ごみ拾いを目的とするのではなく、楽器作りを目的としたら、ごみが宝に見えてきた」などの声があった。

 

 地下さんは「楽器作りを通して、子どもたちと楽しく地域の社会課題に向き合うことができた」、山本代表(35)は「SDGs(持続可能な開発目標)にある『質の高い教育をみんなに』『海の豊かさを守ろう』を組み込んだ企画。学生と地元の子どもたち、住民が一緒に環境について考える機会になった。子どもたちから『楽しかった』との感想が聞けたのがよかった」と話した。