次世代モビリティ事業化へ 沖永良部島

乗り合いバスでの「貨客混載」の実証実験実施などを決めた沖永良部地域公共交通活性化協議会=13日、知名町

乗り合いバスでの「貨客混載」の実証実験実施などを決めた沖永良部地域公共交通活性化協議会=13日、知名町

 沖永良部地域公共交通活性化協議会は13日、知名町の商工会館で会合を開き、「次世代モビリティの事業化」へ向け、プランの策定や、沖永良部バス企業団の乗り合いバスで貨物を運ぶ「貨客混載」などの実証実験を実施することを決めた。今年度中に経済産業省九州経済産業局と連携してプラン策定や、バスを使った「買い物支援」の稼働実験などに着手する計画だ。

 

 プラン策定と実証実験は、新たなモビリティ(交通・移動手段)を推進する地域を支援する経産省と国交省の「スマートモビリティチャレンジ」事業を奄美群島で初めて活用して行う。

 

 プランには①乗り合いバスでの買い物支援②給食センターなどへの出荷支援③高齢者の見守り支援④バスの位置情報などを示すアプリ開発⑤情報発信ツールの試作⑥バス乗車券のデジタル発行―の6事業の実証実験やシステム開発などを盛り込む予定。総事業費は2000万円。

 

 会合は2020年度の2回目。バス企業団の業務報告によると、GoToトラベルの全国一斉停止や緊急事態宣言の影響で、昨年12月と1月の2カ月間の貸し切りバスの予約が計40件キャンセルとなり、約200万円の売り上げ減が見込まれる。九州運輸局鹿児島運輸支局による「バス停留所の安全性確保対策」についての講話もあった。

 

 協議会会長の今井力夫知名町長は会合で「計画した事業の着実な実行が、今後の沖永良部島の公共交通にとって重要となる」と話した。