沖永良部で地域通訳案内士研修

講師と英語で会話のやり取りをしながら芭蕉糸のミサンガ作りを体験する研修参加者=14日、知名町の沖永良部芭蕉布会館

講師と英語で会話のやり取りをしながら芭蕉糸のミサンガ作りを体験する研修参加者=14日、知名町の沖永良部芭蕉布会館

 奄美群島広域事務組合が育成を進める「奄美群島地域通訳案内士」のスキルアップ研修が14日、沖永良部島であり、同島と与論島から4人が参加。外国人観光客らに対して英語や中国語で各地域の魅力を伝える地域通訳案内士としてのガイド力の維持向上に努めた。

 

 通訳案内士の育成は、県内での外国人観光客の増加や、奄美大島や徳之島の世界自然遺産登録も見据えたインバウンド対策の一環。スキルアップ研修は本年度、奄美5島で実施しており、沖永良部島は今回が最後となる。

 

 この日は広域事務組合の委託を受けて研修を担う㈱チャイナゲートウェイ(沖縄県)の周文さんら2人の講師を伴って、参加者が島内の観光地を案内。

 

 和泊町の世之主の墓、南洲神社、フーチャ、沖永良部酒造、知名町のウジジ浜、沖永良部芭蕉布会館、田皆岬などを巡りながら、各施設や観光スポットの特徴と魅力を説明した。

 

 研修中は講師と参加者は全て英語でやり取り。芭蕉布会館では伝統工芸士の長谷川千代子さんの指導で、芭蕉糸を使ったミサンガ作りも体験した。

 

 参加した和泊町の瀬島珠紀さんは「伝統工芸などは専門知識や用語も理解していないと通訳案内は難しく、今までで最も難易度の高い研修だった。日本人観光客なら聞かないような意外性のある質問を、あえて講師がしたりして戸惑うこともあったが、とても勉強になった」と話した。

 

 本年度の研修は同日までに4島が終わり、残る与論島は19日と26日に実施予定。