沖永良部島で勇壮に全島ヤッコ踊り

扇子を手に勇壮に踊る国頭ヤッコ=20日、知名町

扇子を手に勇壮に踊る国頭ヤッコ=20日、知名町

 沖永良部島の第3回全島ヤッコ踊り大会(同実行委員会主催)が20日夜、知名町のあしびの郷・ちなであった。主に青・壮年団が中心となり保存会を結成して踊りを伝承している島内の9団体が出演。勇壮で軽快な踊りを披露し、集まった500人余りの来場者を楽しませた。

 

 「ヤッコ」は勇ましい男性の意味。踊りは1609年の薩摩藩の琉球侵攻以降、鹿児島に赴いた島民が県本土地域の盆踊りを伝えたことが始まりとされ、薩摩藩の役人をもてなす舞台芸能として発展。各集落で踊り継がれてきた。

 

 大会は島のヤッコ踊りが2014年度、県の民俗文化財に指定されたことを記念し、地域での踊りの保存継承活動の活発化などを目的に開いている。

 

 ステージは扇子を手に踊る国頭ヤッコで幕開け。瀬利覚、根折、田皆、西原、出花、玉城、畦布、正名の順に続いた。

 

 各団体の踊りは主に3部から4部構成。羽織や浴衣姿にたすき掛けをした男の踊り手たちが、三味線と太鼓、歌に合わせて勇壮な踊りを披露。集落ごとの特色ある踊りで会場を魅了した。

 

 沖永良部島ヤッコ踊り保存会の白川孝志会長は「先人たちが創り受け継いできた、沖永良部島にしかない貴重で素晴らしい伝統芸能ヤッコ踊りを、これからも守り発展させたい」と語った。