沖永良部島の画家、西郷描く

沖永良部島の西郷隆盛をイメージした肖像画(●)と、作者の山田海山さん=いずれも6日、和泊町

沖永良部島の西郷隆盛をイメージした肖像画と、作者の山田海山さん(右)=いずれも6日、和泊町

 和泊町在住の画家、山田海山さん(68)が5日、沖永良部島の西郷隆盛をイメージした肖像画を完成させた。長期間の入牢生活で髪やひげはぼさぼさながら、眼光鋭い西郷を描き、西郷の生に対する渇望が伝わってくる。

 

西郷の絵描く②190206沖 山田さんは20169月に沖縄から沖永良部島へ移住。島内で絵画展を開いたり、和泊町公民館講座のパステル画教室の講師を務めたりしながら、創作に励んでいる。

 

 沖永良部島の歴史にも関心があり、和泊西郷南洲顕彰会の一員として、「えらぶの西郷さん」を学ぶ中で、創作意欲がかきたてられたという。作品づくりでのこだわりは「絵にストーリー性を持たせる」こと。西郷を描くに当たり、十数冊の書籍にも目を通した。

 

 作品は縦横ともに70センチ。友人が提供した仏壇のふすまに紙を貼って描いた。昨年9月から約5カ月かけた労作。特に力を入れた目の部分は約1週間かかったという。

 

 山田さんは「普段は写真などをモデルにするが、西郷さんの写真はない。関係する歴史を勉強したり、沖永良部島の雰囲気や環境も踏まえ、私の頭の中で浮かんだ西郷さんを描いた。納得のいく仕上がり」と話した。

 

 作品は21日から3日間の日程で、和泊町の防災拠点施設やすらぎ館で開催される「文化と福祉の作品展」に展示される。