沖永良部島コースも開通 奄美トレイル、50人が自然や文化を体感

海岸沿いのトレイルコースを歩く参加者=2日、和泊町

海岸沿いのトレイルコースを歩く参加者=2日、和泊町

 奄美大島と徳之島の世界自然遺産登録に向け、県が奄美各島でコース設定を進めている「奄美トレイル」の沖永良部島コース開通式が2日、和泊町のワンジョ公園であった。式典の後にトレイルウオークがあり、50人が約3㌔の道のりを散策し、島の自然や文化を体感した。開通は奄美市住用に続いて沖永良部島が2コース目。

 

 トレイルは森林や原野、里山にある遊歩道。県は2016年度からコース選定を始め、群島全体でコースをつくり、ロングトレイルとしてつなぐ計画。

 

 沖永良部島は①田皆岬・沖泊(12・5㌔)②屋子母浜・正名(11・1㌔)③瀬利覚・知名中心部(8・2㌔)④和泊中心部・笠石海浜公園(10・0㌔)⑤空港・フーチャ・西原(15・1㌔)⑥ワンジョ・半崎(13・7㌔)―の6コースを設定した。

 

 この日は天候に恵まれ、絶好の「トレイル日和」。参加者はトレイルコースの一部となっているワンジョ公園から半崎までの道のりを、景色も楽しみながらゆっくりと散策。途中、ウミガメの観察ポイントや源為朝伝説が残るゆかりの地など見どころがあり、参加者の興味を引いた。

 

 参加した和泊町の山田豊二さん(68)は「きれいな海を望め、ソテツなど亜熱帯性の植物なども見どころだと思った。大変楽しめた」と笑顔。

 

 県自然保護課・奄美世界自然遺産登録推進室の前田尚大技術主査は「琉球石灰岩の断崖や群生する亜熱帯植物など沖永良部島の特色と魅力が伝わるコース設定になったと思う。ただ利用してもらわないと意味がないため、今後は島内外への情報発信にも力を入れたい」と話した。

 

 10日は伊仙町でも開通式が行われる。宇検村、喜界町、徳之島町、与論町で本年度中にルート設定が完了する予定。