沖永良部空港ビル増築へ  沖縄線好調推移、手狭に

6月末の沖永良部空港ビル株主総会で、増改築する方針が決まった空港ビル=11日、和泊町

6月末の沖永良部空港ビル株主総会で、増改築する方針が決まった空港ビル=11日、和泊町

  沖永良部空港利用促進協議会(会長・伊地知実利和泊町長)の2019年度総会が11日、和泊町役場会議室であった。沖縄との直行便就航などによる利用者増に伴い、ピーク時などは手狭に感じる同空港ビルに関し、「先月末の株主総会で増改築する方針が決定した」と報告があった。同空港の開港50年を記念して11月10日に記念セレモニーを開催する。

 

 日本エアコミューター(JAC)は昨年7月、奄美大島、徳之島、沖永良部島、沖縄本島(那覇)を結ぶ「奄美群島アイランドホッピングルート」を開設。今年6月までの1年間の沖永良部―那覇間の利用率は69・3%。沖永良部―鹿児島間(66・2%)を上回るなど好調に推移している。

 

 同協会事務局(和泊町企画課)は「利用率約7割という結果についてJAC側も『良い数字』と認識している」などと紹介。協議会は今後も同路線の利用率維持に向けた取り組みを推進する。

 

 出席者からは「旅行者が『花の島』を感じられるよう空港駐車場周辺に、花の植栽を」「空港利用時間拡充のための誘導灯整備などを県へ要望していくべき」といった意見があった。

 伊地知会長は「沖縄との直行便就航などで利用客は増えているが、空港ビルは旧態依然の状態。耐震などは問題ないようだが、カウンター周辺や手荷物引き渡し場など手狭な感じがあり、ビル株主総会で増改築の方向性が決定した。協議会でも推進していきたい」などと述べた。

 

 事務局によると、決まったのは空港ビル増改築の方向性のみ。工事時期や規模などは未定。今後、和泊、知名両町や関係機関で協議を進める。