浮かび上がる星に歓声 集落の街灯消し観望会 瀬戸内町西阿室

寝転がって星空を眺める来場者=15日、瀬戸内町西阿室(荒木マサヒロさん提供)

寝転がって星空を眺める来場者=15日、瀬戸内町西阿室(荒木マサヒロさん提供)

 瀬戸内町加計呂麻島・西阿室集落で15日、集落の街灯を消して星空を楽しむイベント「親子で天の川を見よう 西阿室2018」があった。島内外から住民や観光客ら110人余りが参加。参加者は浜辺で寝転んで空を眺め、街灯のない星空の美しさに感激していた。

 

 天の川に特化した写真家(天の川ハンター)で、デジタルコンテンツクリエイターの荒木マサヒロさん(埼玉県在住)の願いを受けた田原敏也同イベント実行委員長(同町在住)と同集落の協力で初めての開催。午後8時半を過ぎ、辺りが真っ暗になったところで観望会が始まった。

 

 荒木さんがサーチライトで照らしながら、天の川をはじめ、さそり座や南斗六星、夏の大三角、七夕星などの星座を解説。時折見られた流れ星に、会場から歓声が上がった。

 

 同集落の住民女性は「こんなに星を眺めていたのは生まれて初めて。シマの宝です」、地元の小学生は「みんなと星や星座を探すのが楽しかった。家族と星の話をしながら食べたり飲んだりするのも楽しい経験になった」と満足していた。

 

 祷昭哲区長(70)は「小さい頃はよく見えていた星空を、今の子どもたちにも見せてあげたいと思い協力した。近隣集落からもたくさんの来場者があり、集落の活性化にもなった。来年もぜひやってほしい」と声を弾ませた。

 

 荒木さんは「大人も子どもも一緒になって星を見て語り合う時間の共有は、多くの人に感動と親交を深めたと思う。まずは地元の方に島の星空の素晴らしさに気付いていただき、それを世界の人に知らせていきたい」と話した。