海岸清掃を教育に―沖永良部島

海岸に漂着したごみの種類を調査する参加者=21日、知名町の沖泊海浜公園

海岸に漂着したごみの種類を調査する参加者=21日、知名町の沖泊海浜公園

 海岸の清掃活動を子どもたちの教育に生かそうという取り組みが沖永良部島で始まった。知名町地域おこし協力隊の釜優貴美さんらが小学校などと連携して運営する学習支援事業の一環。21日は同町の沖泊海浜公園で児童やその保護者ら30人余が、漂着したごみの種類などを調査。「世界一周ゴミの旅~どこから来たの?」と題し、ゲーム的な要素も取り入れて楽しみながら活動した。

 

 沖泊海浜公園は広大な砂浜が広がり、レジャーシーズンは観光客でにぎわう島内有数の観光地。奄美群島国立公園にも指定されているが、冬場は主に海流の影響で海岸沿いが漂着ごみでいっぱいになる。

 

 活動は、海岸でのごみ拾いを環境教育など子どもたちのさまざまな学びにつなげる狙い。この日はチームに分かれ、一定時間内にできるだけたくさんの種類の漂着ごみを探すとのルールを設け、優勝チームを決めた。

 

 SNS(会員制交流サイト)で活動をPRし、賛同した大人たちも子どもに交じって調査に協力。参加者はチームで協力し、意欲的に活動に取り組んだ。

 

 田皆小3年の東山美生さん(9)は「ごみが大量にあってびっくり。きれいな海岸にしたい」と話した。

 

 釜さんは「今回は沖永良部島の海が世界とどうつながっているか、『海洋ごみを通して世界を知る』をテーマに活動した。海洋ごみ問題は島の子どもたちにとって身近で、また世界規模の問題でもあり、教育にも生かせる」と話し、「単にボランティアで清掃とすると義務的な感じになる。より意欲的に取り組めるような工夫した活動を、今後子どもたちと一緒に考えながら進めていけたら」と力を込めた。