災害に強く、親しみある庁舎に 建設予定地で安全祈願祭 徳之島町

建設予定地で新庁舎建築工事の安全を祈る関係者=5日、徳之島町亀津

建設予定地で新庁舎建築工事の安全を祈る関係者=5日、徳之島町亀津

 【徳之島総局】現庁舎の老朽化に伴い、新庁舎建設事業を進めている徳之島町は5日、建設予定地で安全祈願祭を行った。町、議会、施工事業者ら約60人が出席し、来年3月末の完成に向けて工事の安全を祈願した。新庁舎の供用開始は2022年4月を見込む。

 

 建設地は現庁舎裏の町有地。新庁舎は鉄筋コンクリート6階建て、延べ床面積3583平方㍍。建設地が海抜4㍍と津波浸水想定区域にあるため、2階以降に執務室を配置する。

 

 1階にはギャラリーや多目的室などを設け、2階に町民の利用が多い課を配置。3階は農業、建設関連課、4階には総務課、町長室などを設けて防災機能を集約する。5階は議会のほか、現在、庁舎外の施設にある教育委員会が入り、行政機能を一元化する。

 

 1990年に建てた現庁舎に隣接する増築棟は残し、会議室などとして使用する。新庁舎と増築棟の周辺には、町民憩いの場としても活用できる防災広場「キュッQ広場」を整備する。本体建築と外構、電気設備関連などの工事総額は約18億円。

 

 安全祈願の神事後、高岡秀規町長は「ようやく起工できることを喜ばしく思う。災害に強く、町民に利用しやすく、親しまれる新庁舎にする。完成すれば機能や効率が向上し、喜んでいただけると思う」とあいさつした。

 

 町総務課などによると、新庁舎の完成、移転作業を経て、現庁舎の解体や駐車場整備など外構工事を行う。事業完了は23年3月末を予定している。