琉球大、筑波大生ら実習 奄美博物館

 資料の記録と整理を行う実習生=6日、奄美市名瀬の奄美博物館

資料の記録と整理を行う実習生=6日、奄美市名瀬の奄美博物館

 博物館学芸員の資格取得を目指す大学生が8月27日から、奄美市立奄美博物館(高梨修館長)で実習を行っている。県外大学の3人が参加し、資料整理や企画、展示など同館の業務に携わりながら、知識や技術を深めている。9月14日まで。

 

 奄美博物館は奄美群島の拠点博物館として学芸員など学術、芸術分野の職を志す学生の実習、インターンシップを受け入れている。2013年度からは市事業で実習生への旅費、宿泊費の助成が始まり、本年度までに28人が参加。島外からの申し込みが増加傾向にあるという。

 

 実習は展示リニューアルに伴う、資料の整理や記録、資料カード作成など館内業務のほか、博物館の業務や役割についての講話、島内各地の博物館の見学、自然観察など。

 

 琉球大の河村健吾さん(22)は「島の民俗文化が記録された資料に触れられるのは貴重な機会」、山極広孝さん(22)は「(奄美群島の)日本復帰を求める署名資料を直接見て、署名率99%という話を聞き、当時の政治に対する関心の高さを感じた」とそれぞれ話した。

 

 筑波大の田中亮汰さん(20)は祖父母が沖永良部島出身。「もともと奄美の文化に興味があった。大学で人間の生活や営みについて勉強しているので、実習で得た知識から学業に還元できることは多いと思う」と語った。

 

 高梨館長(58)は「館内の業務に限らず、奄美の自然や文化を実体験できるようプログラムを組んでいる。奄美のさまざまな特徴を学んでほしい」と話した。