環境美化、保全意識新た オカヤドカリ産卵期控え 徳之島町金見崎海岸

オカヤドカリの産卵場所を確保しようと漂着ごみを回収する参加者=13日、徳之島町金見崎海岸

オカヤドカリの産卵場所を確保しようと漂着ごみを回収する参加者=13日、徳之島町金見崎海岸

  【徳之島総局】国天然記念物オカヤドカリの産卵シーズンを前に、徳之島町の金見集落(佐武義郎区長、45世帯)は13日、オカヤドカリが集団産卵する金見崎海岸の清掃活動を行った。住民や環境保全団体関係者ら約100人が参加。海岸に漂着したごみを回収し、環境の美化や保全への意識を新たにした。

 

 オカヤドカリの産卵は毎年6月下旬ごろに始まる。海岸清掃は産卵の場所確保などを目的に毎年実施している。作業は午前9時すぎから1時間かけて約1キロの範囲で行い、ペットボトルや発泡スチロール、空き缶など軽トラック約10台分のごみを回収した。

 

 作業終了後、金見公民館で世界自然遺産勉強会(NPO法人徳之島虹の会主催)もあり、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関・国際自然保護連合(IUCN)が、世界自然遺産登録を目指す奄美・沖縄について「登録延期」とした勧告内容などを町企画課職員が説明した。

 

 佐武区長(67)は「金見崎海岸に流れ着く大量の漂着ごみの回収作業に、集落以外の人が大勢参加していただきありがたい」と話し、虹の会の美延睦美事務局長は「こういった集落主体のクリーンイベントが島内全体に波及していけば、島内の自然環境保全につながる」と述べた。