生活困窮者に食品を提供 フードバンク奄美設立 奄美名瀬LC

NPO法人フードバンク奄美を設立した奄美名瀬ライオンズクラブの里会長(右から2人目)ら=11日、奄美市名瀬

NPO法人フードバンク奄美を設立した奄美名瀬ライオンズクラブの里会長(右から2人目)ら=11日、奄美市名瀬

 奄美名瀬ライオンズクラブ(里泰慶会長)は1日付で、NPO法人フードバンク奄美を設立した。安全に食べられるのに廃棄される食品を企業に寄付してもらい、福祉施設などを通じて生活困窮者に無料で提供する「フードバンク」事業を推進する。理事長に就いた里会長は「フードバンクを広めて貧困に苦しむ人を減らしたい」と述べた。奄美市内のホテルで20日に祝賀会がある。

 

 奄美の青少年の健全育成と福祉社会の発展を目的に、同クラブの社会奉仕活動の一環で設立した。フードバンク活動を推進する全国フードバンク推進協議会を通じて大手製造メーカーなどが寄付した食品の提供を受ける。

 

 提供された食品は、奄美市内の社会福祉施設や、家庭で食事ができない児童らを支援する「子ども食堂」、放課後児童クラブなどに届け、食事を十分に取れない児童やひとり親家庭、高齢者、障がい者らを支援する。同クラブ会員の企業が食品の管理や配送を担う。

 

 同クラブ主催の子ども食堂が10月、奄美市名瀬で初開催され、フードバンク団体から米の寄付を受けて地域住民に手作りのカレーライスを提供した。今後も定期的に開催するという。

 

 里会長は「奄美は貧困家庭が多い。おなかがいっぱいになれば心豊かになり、争いはなくなる。ライオンズクラブの奉仕の精神で皆さんに喜んでもらえるように頑張りたい」と話した。

 

 祝賀会は20日午後6時から、奄美市名瀬の奄美サンプラザホテルである。会費3500円。申し込み締め切りは18日。電話0997(52)1002奄美名瀬ライオンズクラブ。