田中一村展始まる

一村の作品を鑑賞する来場者=29日、奄美市笠利町の県奄美パーク・田中一村記念美術館

一村の作品を鑑賞する来場者=29日、奄美市笠利町の県奄美パーク・田中一村記念美術館

 画家田中一村(1908~77年)の生誕110周年を記念した作品展が29日、奄美市笠利町の県奄美パーク・田中一村記念美術館で始まった。一村の作品115点のほか、スケッチや一村が撮影した写真などを展示。初日は台風接近のため、午前中のみの開館となったが一村ファンらが訪れ、幼少から晩年までの作品を鑑賞した。作品展は2019年1月15日まで。

 

 18年度の一村作品特別企画展の第3弾。「奄美に魅せられた画家 田中一村展」と題した。展示は中国の絵画に由来する南画家として活躍した東京時代(1913~38年)、動植物や風景などをさまざまな様式で描いた千葉時代(38~58年)、奄美の自然を題材にした奄美時代(58~77年)と一村の画業をたどる。

 

 前日に奄美市名瀬の金作原で自然散策をしたという兵庫県の吉川佳祐さん(32)、けいさん(31)夫婦は「知人に田中一村を紹介され、作品に興味を持った。クワズイモなど実際に見た奄美の自然が絵の中に鮮明に描かれていて感動した」と話した。

 

 入場は大人510円、高大生360円、小中学生250円。20人以上の団体は割引有り。開館時間は午前9時~午後6時。30日は台風のため正午開館。問い合わせは電話0997(55)2635田中一村記念美術館。