田袋で稲刈り始まる 住民が協力して作業 龍郷町秋名幾里

協力して稲の収穫作業に取り組む住民ら=7日、龍郷町

協力して稲の収穫作業に取り組む住民ら=7日、龍郷町

 奄美一の田袋が広がる龍郷町の秋名・幾里地区は、稲刈りのシーズンを迎えた。トップを切ったのは幾里の農家荒田義雄さん(81)の水田。晴天に恵まれた7日は地域住民ら7人も作業に加わり「今年もいい出来だ」「おいしい米を食べるのが楽しみ」と笑顔で汗をぬぐっていた。

 

 荒田さんは米作り約40年のベテラン。約30㌃の水田を管理しているほか、地域の小学生や新規就農者らへの指導も行っている。7日は、うるち米のミルキークイーンを植えた約8㌃の水田で作業。機械で刈り取った稲を1束ずつまとめ、干場へ移動して天日干しするまでの作業を役割分担して手際よく進めた。

 

 秋名の益田美佐江さん(76)は「米作りは昔から地域のみんなで協力しながらやってきた。無農薬で作る荒田さんのお米はとてもおいしいよ」と笑顔を見せた。

 

 4年前から米作りに挑戦している幾里の小池弘章さん(37)は「通りがかったらちょうど稲刈り中だったので慌てて参加した。米作りは楽しい。若い仲間で地域の稲作文化を残していきたい」と語った。

 

 荒田さんは「手伝ってもらえて助かった。休耕田が増える中、若い人が頑張ってくれるのは心強い」と感謝。「今年もいい米ができた。来月は別の水田で育てている黒米の収穫が楽しみ」と話した。