皇居で両陛下と拝謁 農林水産祭・天皇杯受賞の阿室校区活性化委

皇居で両陛下との拝謁を終えた阿室校区活性化対策委の(右から)後藤代表と盛宮さん=26日、農林水産省第2特別会議室

皇居で両陛下との拝謁を終えた阿室校区活性化対策委の(右から)後藤代表と盛宮さん=26日、農林水産省第2特別会議室

 天皇、皇后両陛下は26日、皇居・宮殿で、宇検村の阿室校区活性化対策委員会(後藤恭子代表)など2017年度農林水産祭の天皇杯受賞者7組14人と面会された。天皇陛下は「皆さんの業績が、農林水産業に携わる人々の励ましとなることと期待しています」と受賞をたたえられた。

 

 阿室校区は平田、阿室、屋鈍の3集落からなる。阿室小中学校が存続の危機に直面したのを受け、09年に活性化対策委を立ち上げた。①親子山村留学によるI・Uターン者受け入れ②タンカンや島ニンニクなどの特産品生産③伝統文化の継承―といった校区一体の取り組みが評価され、むらづくり部門で天皇杯を受賞した。

 

 後藤代表は、会員で平田区長の盛宮信治さんと共に、農水省がチャーターしたバスで皇居に向かった。他の受賞者と記念撮影したり、皇居を特別参観したりしたあと、宮殿に入った。両陛下は受賞者との面会で、業績について説明を受けられながら懇談された。

 

 皇居を退出後、後藤代表は「両陛下と拝謁を許され、緊張が解けることはなかった。名誉ある天皇杯を受賞できたのは、阿室校区活性化対策委員会のみんなが持てる力を注いだから」と喜びをかみしめた。

 

 盛宮さんは「都会で高齢者といわれている方々も、私たちの地域では『若者』。この8年間で79人の移住者を受け入れてきたが、まだまだ『居場所』『出番』『役割』はある。これからも地域活性化に住民一丸となって頑張りたい」と話していた。

 

 拝謁の同行者によると、両陛下は奄美群島を訪問された際の印象を二人に話され、大島海峡の美しい海や豊かな自然にも触れられたという。