県、奄美群島18施設を公表 コロナ対応の医療機関 電話相談、3施設指定

公表された群島内の診療機関 【鹿児島総局】県は新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行に備え、発熱患者などの診療や検査を行う診療・検査医療機関のうち、同意が得られた64医療機関の施設名を1日までに公表した。県内の各市郡医師会と県が申し合わせていたもので、奄美群島では名瀬、徳之島の両保健所管内の計18施設が医療機関名を公表。併せて県は発熱に関する電話相談体制を整備した電話相談医療機関を指定し公表。名瀬、徳之島の両保健所管内では3施設が指定された。

 診療・検査医療機関の施設は、国が示す要件を満たした医療機関の意向を調査し、県が指定した。11月末現在の指定医療機関数は795施設で、県と各市郡医師会は同月16日にあった新型コロナウイルス調整本部会議で医療機関の同意を踏まえて施設名を公表する方針を確認していた。

 奄美群島で公表に応じたのは、名瀬保健所管内の10施設と徳之島保健所管内の8施設。両保健所以外の県内の公表数は▽鹿児島市保健所25施設▽加世田保健所9施設▽鹿屋保健所2施設▽志布志保健所2施設▽西之表保健所4施設▽屋久島保健所4施設。県立病院で公表に踏み切ったのは奄美市の県立大島病院と、南さつま市の県立薩南病院の2施設にとどまった。

 公表に同意した医療機関数は全指定医療機関の1割未満。県健康増進課は「風評被害への懸念も聞かれ、公表を控える医療機関が多かったことも、公表施設数が少なかった要因の一つ」と説明し、今後、同意が得られた医療機関名については追加で公表していくとしている。

 併せて指定した電話相談医療機関は、各保健所が担う電話相談業務の代理的機能を備えた施設で、保健所の対応時間外となる夜間、休日などに診療可能な医療機関についての相談を受け付ける。

 県全体の指定数は23医療機関で、名瀬保健所管内は喜界徳洲会病院(喜界町)、徳之島保健所管内は宮上病院(徳之島町)と与論徳洲会病院(与論町)が指定を受けた。

 診療・検査医療機関と電話相談医療機関の指定、公表施設数などはいずれも11月30日現在。