県が回収マニュアル作成へ 朝仁に仮保管コンテナ設置 油状漂着物問題

砂の混入具合やゴミへの付着状態に応じ漂着物を分別する職員ら=6日、奄美市名瀬の朝仁海岸

砂の混入具合やゴミへの付着状態に応じ漂着物を分別する職員ら=6日、奄美市名瀬の朝仁海岸

 奄美群島各地の海岸で油状の漂着物が見つかった問題で、県大島支庁は6日、奄美市名瀬の朝仁海岸に回収物の仮保管用コンテナ1台を設置し、漂着物を試験的に回収した。県は集めた漂着物や汚染されたゴミなどを基に作業手順や分別方法をマニュアル化し、自治体などと協力して回収作業を始めるとしている。

 

 漂着物は粘着性のある半固形状の黒い塊で、多くが砂やサンゴ片にまみれているか、ロープなどの漂着ごみに絡まっている状態。回収後は県本土で処理する見込みで、大島支庁はごみなどの混入具合に応じて分別する必要があるとして回収マニュアルの作成を急いでいる。

 

 朝仁海岸に設置されたコンテナは縦1・5㍍、横1・8㍍、高さ0・9㍍。県職員らが同市名瀬の根瀬部海岸で前日回収した漂着物約50㌔と、朝仁海岸で住民らが集めていた漂着物を分別しコンテナに保管した。大島支庁は回収物の一部を持ち帰り、分別方法のマニュアル作成を行う。

 

 大島支庁によると、コンテナはあくまで手順確認のための仮設。しかし被害の大きい朝仁海岸では住民ボランティアの活動が既に始まっており、回収物が浜辺に放置されていることなどから「2次汚染防止のために今後回収などを行っていただく場合はコンテナへ収納してほしい」と呼び掛けている。

 

 回収作業の開始時期は未定。担当者は「マニュアル作成を急ぎ、漂着物の受け入れ態勢が整い次第一刻も早く回収作業に取り組みたい」と話した。大島支庁のホームページでも今後回収手順を掲載予定という。