知名町でクラスター 奄美5例目、感染者7人

記者会見で県の感染状況などについて述べる谷口くらし保健福祉部長(右)=1日、鹿児島市の県庁

記者会見で県の感染状況などについて述べる谷口くらし保健福祉部長(右)=1日、鹿児島市の県庁

 【鹿児島総局】県と鹿児島市は1日、県内で新型コロナウイルスの感染者が新たに60人確認されたと発表した。1日の発生件数としては過去最多で、奄美在住者は奄美市6人、知名町5人の計11人。県は知名町の接待を伴う飲食店で、クラスター(感染者集団)が発生したと判断した。沖永良部島では初めてで、関連する感染者は4月30日までに発表があった2人も含め計7人。奄美でのクラスター発生は5例目となった。(8、9面に関連記事)

 

 知名町のクラスター関連感染者7人の内訳は、30代と40代の男性が各2人、20代男性と女性、30代女性が各1人。4人が店舗関係者で、3人が来店客。

 

 このうち、30日までに感染が発表された40代男性と20代女性はいずれも医療機関に入院中。1日に感染が明らかになった5人については、療養状況などを含めて確認中という。

 

 県はクラスターの発生を判断した一方、「来店客名簿が作成され利用者が特定されており、不特定多数への感染拡大の恐れはない」と判断し、店舗名は非公表とした。店舗内では消毒液の設置などの感染対策が取られていたが、一部でマスク着用が不十分な状況があったという。

 

 知名町のクラスター関連での1日までの検査数は、陽性が確認された5人を含め同日夕現在で約60人。今後の検査の見通しについては確認中としている。

 

 4月29日に発表された奄美市の飲食店でのクラスター関連の新たな感染者は30代男性2人で、1人が自宅待機中、1人が宿泊療養中。このクラスターの感染者は累計で24人となった。知名町と奄美市のクラスター関連以外で1日に発表された奄美関係の感染者は、奄美市の30代男性4人で、うち2人は自宅待機中、1人は医療機関に入院している。残り1人は確認中。

 

 1日は鹿児島市内の接待を伴う飲食店と霧島市の事業所でもクラスター発生が発表され、県内のクラスター発生数は累計で32例となった。

 

 県内の1日の感染者発表数が過去最多に達したことについて、県くらし保健福祉部の谷口浩一部長は「ここ数日で感染者数が急増し、県としても危機感を持っている。今後の状況を見ながら、必要な対策を検討していきたい」と述べた。

 

 県内の感染者数は1日現在、2183人。4月30日現在、52人が医療機関に入院し、81人が宿泊療養中、5人が自宅待機中。