知名町に指圧療養所開所

今月から知名町にマッサージ療養所を開いた清村さん(右から4人目)の話を聞く視覚障がい者福祉協会の会員ら=20日、知名町

今月から知名町にマッサージ療養所を開いた清村さん(右から4人目)の話を聞く視覚障がい者福祉協会の会員ら=20日、知名町

 沖永良部視覚障がい者福祉協会(西村富明会長)の第10回学習会が20日、知名町のマッサージ療養所「清村たなごころ」であった。同療養所は同町芦清良出身で兵庫県在住の清村明仁さん(62)が今月、オープンさせた。学習会では弱視で両目とも視力が0・01という清村さんを囲んで、ふるさとに療養所を開いた目的や今後の目標を聞いた。

 

 清村さんは中学1年の時に目の治療のため、兄を頼って兵庫県神戸市へ移った。針、灸、あんま・マッサージ指圧師の国家資格を持つ。8月から隔月で神戸と沖永良部島を行き来し、偶数月の9~28日に療養所を開け、施術を行う(水曜日休診)。

 

 清村さんは「ふるさとで役立つ仕事がしてみたかった。視覚障がい者が気軽に集まれる場所と機会を設けたいと思った」と療養所開設の目的を語り、障がい者支援のためのNPO法人設立など今後の目標も語った。

 

 学習会では知名町保健福祉課の安田廣一郎課長が、同協会から要望のあった視覚障がい者らに対する安全対策について報告。今年5月までに役場来客用駐車場入り口や、正面玄関の階段に弱視の人も分かるよう黄色の蛍光塗料を塗布したことや、役場前の横断歩道手前に点字ブロックを設置したことを紹介した。

 

 安田課長は「誰もが住みよい町づくりに向けて取り組みたいので、今後も皆さんの貴重な意見を聞かせてほしい」と話した。

 

 同協会は視覚障がい者の自立促進と正しい知識の普及、安全に生活できる社会づくりなどを目的に、島内の視覚障がい者や支援者らで2016年12月に発足。学習会(集い)などを通して、積極的な活動を展開している。