知名町平和の塔献花祭、504柱の冥福祈る

平和の塔へ献花後、石碑に刻まれた、親族や知人の名前を探す参列者ら=15日、知名町

平和の塔へ献花後、石碑に刻まれた、親族や知人の名前を探す参列者ら=15日、知名町

 知名町の2019年度平和の塔献花祭が15日、大山野営場であった。同町遺族会会員や町内の各団体代表、学校児童ら約130人が参列。戦争で犠牲となった504柱のみ霊を慰めるとともに、恒久平和への誓いを新たにした。

 

 平和の塔は1992年に建立され、周囲の石碑には集落ごとの犠牲者の名前が刻まれている。

 

 今井力夫町長は式辞で「いまや町民の約8割が戦後生まれ。戦争を知らない人が多くなる中、戦争の悲惨さや命(の重み)に対する思いが薄れてはならない。そのことを強く思い、戦争のない平和な社会の実現に向けてまい進していく」などと述べた。

 

 遺族会の村上清会長は「み霊に守られ、本日の日本の平和と繁栄が築かれていることを思い、平和の尊さと戦争の惨禍を、戦争を体験した人たちや遺族が率先して語り継いでいかなければならない」と追悼の言葉を述べた。

 

 知名小の児童3人が平和への思いを込めた作文を朗読。その後、参列者全員が献花を行った。