移住定住の地域課題解決へ 「まちおもいキャンプ」開講 奄美大島

  移住定住の地域課題について座学や実践講座を行う「まちおもいキャンプ移住定住編」(県など共催)が19日、瀬戸内町のせとうち物産館で始まった。奄美大島と徳之島から20~60代の男女27人が受講。初日は講演やグループワークを通し、移住者を受け入れる体制づくりの課題などを共有した。

移住者の受け入れなどについて話し合う受講生=19日、瀬戸内町

移住者の受け入れなどについて話し合う受講生=19日、瀬戸内町

 共催は県大島支庁、あまみSwitch実行委員会、鹿児島天文館総合研究所Ten‐Labの3団体。2018年度から行われている県の地域づくり実践力養成事業の一環。9~12月に各1回、全員参加のプログラムを実施するほか、受講者がUIターン者の移住や定住を促進するモデル事業の企画運営に取り組む。2月に実践報告会を予定している。

 19日は、Ten‐Labの永山由高さん(36)が講演し「自分たちのまちの課題は自分たちで解決するという気持ちが大事」と強調。「地域の人でどんなまちをつくりたいかビジョンを共有し、小さな取り組みからでも実践してほしい」と語った。

 後半は実行委員会の山本美帆代表(33)を講師に地域の課題について考えるグループワークを行った。受講者から「移住者は集落になじめるか不安がある」「受け入れる住民側に、どうコミュニケーションを取るべきか分からない人もいる」「仕事や医療機関など生活環境についての情報提供が必要」などの意見が出された。

 10年前に神奈川県からUターンし、瀬戸内町でツアーガイドやラジオ番組制作を行っている受講生の供利義也さん(36)は「島外からの移住希望者を対象にしたツアーを商品化したい。講座でさまざまな人の考えを聞いて商品開発に生かしていく」と話した。

 次回は10月24日、宇検村であり、モデル事業の企画立案などに取り組む。