移住者との交流考える/アマミノミライ、観光客増加の功罪も指摘

地域に生まれ育った人と移住者の交流などについて考察したアマミミライ会合=14日、奄美市名瀬

地域に生まれ育った人と移住者の交流などについて考察したアマミノミライ会合=14日、奄美市名瀬

 奄美大島で異業種交流を進める構成する任意団体「アマミノミライ」(勝眞一郎代表)の第7回会合が14日、奄美市名瀬のライブハウスASIVIであった。世界自然遺産登録などを控え、奄美に移住者が増える中、地域に生まれ育った人と移住者の交流などの重要性について考察した。

 

 今回のテーマは「先にいた人、後から来た人問題を語る」。NPO法人ディ!代表理事の麓憲吾さん、いずみ農園代表の泉祐次郎さんをパネリストに迎え、司会進行を勝代表が務めた。▽自由な転入生とその親▽サーフィンのポイント▽アマミノクロウサギ観察―などの仮想ケースごとに問題を提示しながら解決策について意見交換した。

 

 冒頭、参加者からは移住者について▽移住者は自分の趣味か子どもの問題で定住する人が多い▽小さな集落には暗黙の了解があるが、移住者には理解できなくて溶け込みにくい場合が多い―などの見解が示された。

 

 自由な転入生のケースは「移住者がアトピー体質がある子どもの給食の成分表提示を学校に求めて断られた結果、集落でも変わった家族として孤立する」との想定についてディスカッションした。

 

 解決策として▽個人個人で問題はさまざま。コミュニケーションを図る方法が唯一▽移住者に寄り添うことを少しでも心掛けることが必要―などが挙がった。

 

 このほか、観光客増加による功罪についても考察。アマミノクロウサギの観察地域に近い集落では、車が増加し、違法駐車やごみ問題などが発生しつつある。参加者からは「集落は汚れるだけでメリットがない。行政を含めたルールづくりが喫緊の課題。違法駐車が目立つ集落はコインパーキングを設けるのも一つの方法」との意見があった。