空き家問題の深刻さ知る/宇検村で駒澤大学地理学科

住民の話を聞き、地域の可能性と課題を探る駒澤大学地理学科の学生たち=6月30日、宇検村生勝

住民の話を聞き、地域の可能性と課題を探る駒澤大学地理学科の学生たち=6月30日、宇検村生勝

 駒澤大学地理学科(東京)の学生たちが6月28日、奄美大島に来島。宇検村で地域文化調査(フィールドワーク)を進めている。30日は生勝集落で「集落点検」を実施。「空き家問題」の深刻さをはじめ、住民との意見交換を通して可能性や課題を探った。

 

 地理学科の来島は16回目。須山聡教授のゼミを受講する3年生12人と、引率の教諭、大学院生も同行した。

 

 生勝集落は7月末現在、37世帯、人口67人。村内の他集落同様、高齢化が著しい。住民からは「人口の減少とともに、空き家問題が深刻になっている。廃屋となっているものもある。対策を進めなくてはいけない」との指摘があった。

 

 集落の歴史については「かつて生勝集落には段々畑が広がり、泥田もあった」「ソテツが重要な食料で正月の仕事始めはソテツの苗を植えることだった」との説明があった。

 

 住民の話を聞いた桃坂光さん(3年)は昨年に続いて2回目の調査。「集落ごとにカラーがあって興味深い」、千川珠鞠(しゅまり)さんは「住民が生活していくために役割分担があり、支え合っていることが分かった」と話した。

 

 学生たちは秋にも豊年祭で来島する予定。集落の文岡学区長(69)は「学生たちとの意見交換は新鮮だった。豊年祭も盛り上がると思う」と話した。

 1日は久志集落で集落点検を実施した。