空き家活用し移住受け入れ 大和村名音

改修された空き家と移住してきた鈴木さん親子(左から2番目の2人)ら=28日、大和村名音

改修された空き家と移住してきた鈴木さん親子(左から2番目の2人)ら=28日、大和村名音

 大和村名音集落に28日、千葉県から1組の親子が移住した。親子の住居は、集落の住民有志でつくる「名音大学」(國副平剛学長)が、村の助成金を活用し老朽化した空き家を改修した。少子高齢化が進む同集落では、小学校の規模縮小も続いている。同大学のメンバーらは、引き続き親子の生活をサポートし、新たな移住者受け入れにも取り組む予定。

 

 名音集落では現在約100世帯が暮らす。名音大学は地元住民8人で組織し、集落内の資源を生かした地域おこしに取り組んでいる。

 

 空き家改修のきっかけは昨秋、千葉県柏市に住む鈴木恵里香さん(39)が集落に移住を相談したこと。数年前から旅行で訪れ、豊かな自然環境や地域性にひかれたという。

 

 名音大学のメンバーは、鈴木さんを受け入れるため、物置きに使われていた空き家を片付け、傷んだ畳や床など内装を中心に修繕。改修費用の半額は村の助成金で賄い、残りを鈴木さんが負担した。

 

 28日、鈴木さんと息子の心紘君(11)が集落に到着すると、地元住民が温かく迎え入れた。新居に入った鈴木さん親子は「改修前に見たときと状態が全然違う。きれいになっている」と感動していた。

 

 4月から村内で働く鈴木さんは「不慣れな生活に苦労すると思うが、優しい集落の雰囲気に早くなじみたい」、名音小学校に転入する心紘君は「(移住前と違う環境で)想像がつかない」と語っていた。