空港のある地域会議  奄美市

講演した森氏=25日

講演した森氏=25日

 「空港のある地域2019奄美大島会議」が25日、奄美市名瀬のAiAiひろばであった。新潟県長岡市の前市長で地方行政リーダーシップ研究会代表理事の森民夫氏が講演。格安航空会社(LCC)就航による旅客増などの効果を強調し、空港を生かした地域間の交流、連携の推進を呼び掛けた。

 LCCが就航する地域間の交流拡大を目指し活動する全国空港のある地域連絡協議会が主催。島内外から約20人が参加した。

 森氏は「地方自治未来論―地方発の生きた政策」と題して講演。「交流」と「連携」をキーワードに挙げ、「空港でつながる地域をどう結び付けるか。全ての政策の基本になる」と述べた。

 LCCの新潟―関西線が昨年3月に就航。関西―奄美線に接続することで、「(長岡市と)1350㌔離れた奄美が身近になった。ほとんど交流のない地域がつながっていくのがLCCの効果だ」と強調した。

 奄美大島で交流が期待できる観光資源として、飲食店が連なる中心市街地の屋仁川通り(奄美市名瀬)と、全国にファンがいる田中一村記念美術館(同市笠利町)を挙げ、「交流する仕組みづくりが必要。顔が見える観光によって情報やアイデアを奄美に持って来てもらえる」と提言した。

 同協議会の赤崎隆三郎事務局長をコーディネーターにパネルディスカッションがあり、「奄美のトラさん」の愛称で活動する花井恒三氏、恵原佑光氏(奄美市木工工芸センター所長)、浜田太氏(写真家)、畠中敏成氏(谷グループ統括本部長)が交流拡大の取り組みを紹介した。

奄美市名瀬(上)と地域間の交流拡大について意見交換した参加者ら=25日、奄美市名瀬

奄美市名瀬(上)と地域間の交流拡大について意見交換した参加者ら=25日、奄美市名瀬