笠利で4・4度、観測史上最低

放射冷却現象で雲海が出現した奄美大島の山間部=11日朝、湯湾岳山頂から

放射冷却現象で雲海が出現した奄美大島の山間部=11日朝、湯湾岳山頂から

 奄美地方は11日未明から朝にかけて寒気が流れ込み、各島でこの冬一番の寒さとなった。奄美市笠利町の最低気温は観測史上最低の4・4度を記録した。

  名瀬測候所によると、各地の午前中の最低気温は与論島の8・3度が最高で、同島では2月の観測(2000年以降)では史上最低。喜界島でも2月の観測(00年以降)では最低の5・7度まで下がった。沖永良部島・和泊の7・6度、徳之島・天城町の6・9度、奄美市名瀬の6・8度もそれぞれ今季最低記録だった。
 奄美市笠利町で最低気温(2003年に統計開始し、これまでの記録は05年3月6日の5・0度)を更新したのは午前7時すぎ。同測候所は「寒気に加え、高気圧が入り込んで晴れ渡り、放射冷却現象が起きたので一気に冷え込んだのでは」とみている。
 大和村と宇検村に連なる奄美群島最高峰の湯湾岳(標高694㍍)周辺の山間部でもこの日朝、放射冷却現象で雲海のように朝霧が立ち込めていた。