笠利分署に水上バイク配備/大島地区消防組合

水上バイクによる救助活動を披露したデモンストレーション=26日、奄美市笠利町

水上バイクによる救助活動を披露したデモンストレーション=26日、奄美市笠利町

 大島地区消防組合は笠利消防分署に水上オートバイ1台を配備した。水難救助の機動力を高める目的で、奄美群島では初。奄美市笠利町で26日あったあやまる祭りでデモンストレーションを行い、水上オートバイの性能を披露した。

 

 笠利消防分署によると、同市笠利町では1989(平成元)年から2018年8月26日までに43件の水難事故が発生。近年は観光客の増加に伴い、遊泳中に気分が悪くなったり、離岸流などに流される事例が多発しているという。

 

 17年7月には奄美市消防団に民間保有の水上オートバイを活用した特別分団機能別水上オートバイ小隊が発足。消防への配備で同小隊使用の水上オートバイと合わせて5台体制となる。笠利消防分署員と同小隊員ら約20人で救助要請に備える。

 

 水上オートバイは7月31日付で配備された。主に笠利町、龍郷町での出動を想定し、8月9日には水難救助のため、笠利町土盛海岸に初出動した。購入費約400万円には、奄美市のふるさと納税を充てた。

 

 元見糸和分署長は「近年水難事故が多発し、住民や分署内から水上バイクの配備を求める要望が上がっていた。救命率向上は時間との勝負。より多くの人命救助につなげたい」と話した。