第2鹿浦橋、渡り初め 伊仙町、架け替え完成祝い

第2鹿浦橋の完成を祝い、渡り初めを行う関係者=8日、伊仙町鹿浦

第2鹿浦橋の完成を祝い、渡り初めを行う関係者=8日、伊仙町鹿浦

  伊仙町が整備していた同町鹿浦の第2鹿浦橋がこのほど完成し8日、渡り初め式があった。町関係者や地元住民ら約50人が出席。事業開始から約6年間かけて完成した橋の完成を祝った。

 

 第2鹿浦橋は町道阿三木之香線にあり、鹿浦港近くの鹿浦川に架かる。県が1955年に整備したが、2013年の定期点検で、緊急に措置を講ずるべき状態を示す「健全度0」と判定されたため、架け替えが行われた。

 

 町は国の防災・安全社会資本整備交付金を活用して、14年度から架け替え事業に着手。18年10月の台風襲来の影響で盛土が流出するなどして工期に遅れが生じたものの、今年10月に完成した。橋は長さ約22・8メートル、幅6・8メートル。総事業費は約3億3000万円。

 

 8日は神事、テープカットに続き、出席者で渡り初めを行った。小学2年生まで橋周辺に住み、子や孫などと親子4世代で橋を渡った阿三・鹿浦集落区長の大河善市さん(62)は「新しくなった橋を親子4代で渡ることができて感慨深い。これまで伊仙方面から鹿浦港へ行く時には回り道が必要だったが、橋の完成で港を利用する人の利便性が上がるのでは」と話した。

 

 大久保明町長は「橋が架かる鹿浦川から上流にかけて続く鹿浦渓谷は隆起石灰岩の上にあり、世界的にもまれに見る景観。橋が完成したことで、世界自然遺産に登録された際には同地を訪れる人も増えるのでは」と期待を寄せた。