節子集落で移動交番開設 詐欺被害防止など呼び掛け 瀬戸内署

うそ電話詐欺被害防止を啓発する歌の披露もあった瀬戸内署の移動交番=15日、瀬戸内町節子

うそ電話詐欺被害防止を啓発する歌の披露もあった瀬戸内署の移動交番=15日、瀬戸内町節子

 瀬戸内署(本村誠署長)は15日、警察が常駐しない瀬戸内町の節子集落に署員6人を派遣し、1日限りの「移動交番」を開設した。人口減少や少子高齢化が進む集落で住民の防犯意識向上を図り、犯罪被害や交通事故の防止対策に関する講話などを行った。

 

 移動交番は全国地域安全運動(11~20日)の一環。節子集落は約10キロ離れた同町古仁屋の桟橋交番が管轄しているが、今年は新型コロナウイルスの影響もあって各家庭を訪問する巡回連絡ができておらず、住民の生活状況把握などが課題となっていた。

 

 当日、移動交番を開設した節子公民館には集落住民ら約30人が集まった。生活安全刑事課の担当者は、うそ電話詐欺について「お金が絡む話は必ず周囲に相談し、怪しいと思ったら警察へ通報を」などと講話。窪田充寿地域課長は、知人の詐欺被害を基に作った歌「だまされないで振り込まないで」を披露した。

 

 盛博行区長(52)によると、陸上自衛隊瀬戸内分屯地関係を除いた節子集落の人口は60世帯100人ほどで、約7割が高齢者となっている。盛区長は「独居世帯が増えているので、集落全体で見守り、相談し合えるコミュニティーを維持していきたい」と話した。

うそ電話詐欺被害防止を啓発する歌の披露もあった瀬戸内署の移動交番=15日、瀬戸内町節子