米陸軍 奄美から撤収 陸自奄美駐屯地

米陸軍のヘリ「ブラックホーク」に乗り込み、撤収する米兵たち=24日、奄美市名瀬

米陸軍のヘリ「ブラックホーク」に乗り込み、撤収する米兵たち=24日、奄美市名瀬

 奄美大島で初めて実施された陸上自衛隊と米陸軍の合同訓練「オリエント・シールド19」は全ての訓練日程を終了し、24日、米兵たちが訓練場の陸自奄美駐屯地(奄美市名瀬大熊)から撤収した。悪天候で訓練日程が縮小されたものの、訓練を担当した西部方面総監部は「自衛隊側としては所望の訓練を行うことができた」と総括した。

 

 同日午前10時45分ごろ、駐屯地上空に米軍のヘリコプターUH―60(通称ブラックホーク)3機が飛来。駐屯地のヘリポートに着陸し、米兵ら約20人を乗せ正午前に撤収した。

 

 西部方面総監部によると、今回の奄美駐屯地での訓練は日米共同で施設や装備品を警備する時の手順や要領を確認し、実際に訓練して技を磨くもの。訓練を終え「日米共同による対処が必要な事態での警備要領の資を獲得することができた」としている。

 

 米陸軍の奄美入りは当初13日で、警備の実動訓練は14日に始まる予定だったが、悪天候や「米側の都合」(陸自)で16日に奄美入り。実動訓練は18日に始まるなど、訓練期間は縮小された。総監部は「事前調整や訓練時間の一部を当初の予定より短縮せざるを得なかったが陸自側としては所望の訓練を行うことができたと考えている」という。

 

期間中、駐屯地に滞在し訓練に参加した人数は陸自約20人、米陸軍約30人。訓練に対し、陸自に寄せられた意見は「8月末の市民団体から訓練に反対する申し入れ以外なかった」という。