織り技術者5人の門出祝う 今後の活躍に期待 紬専門学院修了式

紬専門学院修了式210329榊原   大島紬の技術者を育成する本場奄美大島紬専門学院(校長・牧雅彦本場奄美大島紬協同組合理事長)の2020年度修了式が29日、奄美市名瀬の市産業支援センターであった。2年間、織り技術を学んだ女性5人へ修了証書を授与。関係者は産地の将来を担う技術者の門出を祝い、今後の活躍に期待を寄せた。

 

 今年度の修了生は、渡邉明子さん(59)、中山香里さん(60)、俊岡れお奈さん(28)、南須惠乃さん(62)、橋口佐和子さん(60)の5人。牧校長は式辞で「歴史ある伝統産業の大島紬の中でも織りの工程は特に重要。技術を産地の発展に役立ててほしい」とあいさつ。「新型コロナ禍の中で大変だっただろうが、本当におめでとう」と修了生をねぎらった。

 

 修了生を代表して俊岡さんが答辞を述べ、「機織りは毎日が自分との戦いだが、織り上げたときの喜びは忘れられない。早く学んだことを役立てられるよう頑張りたい」とさらなる研さんを誓った。

 

 修了生や関係者はそれぞれ大島紬に身を包んで式に臨んだ。この日のために自分で織った紬を着物に仕立てたという龍郷町の南さんは「機織りをしていた母に影響を受けて入学した。技術を学ぶ機会を与えてもらえてとてもありがたい。これからも紬を織り続けたい」と話した。