群島たんかん品評会 金賞に泰村さん、麓さん

奄美群島たんかん品評会に出品された生産者自信のタンカン果実=7日、奄美市名瀬の農業研究センター

奄美群島たんかん品評会に出品された生産者自信のタンカン果実=7日、奄美市名瀬の農業研究センター

 奄美群島農政推進協議会主催の2017年度奄美群島たんかん品評会が6、7の両日、奄美市名瀬の奄美大島選果場と市農業研究センターであった。奄美大島、喜界島、徳之島の8市町村から68点(L33点、2L35点)の出品があり、Lは瀬戸内町の泰村義孝さん(61)、2Lは大和村の麓富吉さん(70)のタンカンを金賞に選出した。平均糖度はLが12・2度、2Lが11・6度だった。

 

 品評会は生産者の技術向上や産地振興などが目的。果樹・果菜類の害虫ミカンコミバエ防除の影響で2年ぶりに開かれた前回の品評会よりも出品数は6点少ないものの、前々回の14年度に比べ19点多かった。

 

 市町村別の出品数は、徳之島町22点(L10点、2L12点)、奄美市20点(L12点、2L8点)、大和村9点(L4点、2L5点)、瀬戸内町6点(L4点、2L2点)、宇検村5点(2Lのみ)、龍郷町3点(L2点、2L1点)、喜界町2点(各1点)、伊仙町1点(2Lのみ)。

 

 6日にあった審査会は、審査委員長の久米孝志・県農業開発総合センター大島支場長ら6人が、玉ぞろいや着色、果皮の状況など外観をチェックし、同選果場に整備されている光センサー選果機で糖度や酸度を確認した。果実のクエン酸の平均はLが1・10%、2L1・00%。糖度の最高はLが13・2度、2Lは12・6度だった。

 

 7日の審査結果発表で、久米委員長は「昨年の天候不良などで収穫が遅れている中、前回同様の出品があったことで地域の盛り上がりを感じる。出品された果実は甲乙つけ難い素晴らしい物がそろった」と全体的なレベルの高さを評価。一方で、一部に果皮障害が見られたことにも触れ「中身は良かったが、外観の面で入賞を逃した果実もあった。生産技術を高め、高品質の果実をつくってほしい」と述べ、生産者を激励した。

 

 金賞以外の入賞者は次の通り。(敬称略)

 【L部門】▽銀賞 岡山俊彦(奄美市名瀬)▽銅賞 平井寿樹(同)

 【2L部門】▽銀賞 岡山俊彦(奄美市名瀬)▽銅賞 西田昭彦(同市笠利町)

 【審査員特別賞】是枝純一(徳之島町)

 【奨励賞】金城良洋(奄美市名瀬)