聖火リレー ルート変更なし 来月27日、名瀬市街地2・9㌔

こげら 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は3日、2020東京オリンピック聖火リレーの詳細ルートを公表した。鹿児島県内の開催地の一つ、奄美市は4月27日に実施。ルートは延期前と変更ないが、拍手での応援やインターネット中継の視聴を呼び掛けるなど、新型コロナウイルス対策を推進する。

 

 聖火リレーは25日に福島県を出発し、7月23日まで全国47都道府県を約1万人が走る予定。鹿児島県は4月27、28の2日間、県内13市1町で行われる。

 

 離島の奄美市は初日の志布志市、鹿屋市に続く3番目で、南大隅町へつなぐ。県本土に位置する前後自治体との聖火の引き渡しは物理的に困難なため、特別規定の親子の火方式を利用した「子どもの火」と呼ばれる聖火を用いる。

 

 ルートは午前11時40分に奄美市名瀬の奄美文化センターをスタートし、県道名瀬瀬戸内線を南下して奄美サンプラザホテル前の港町交差点を右折。サンサン通りを通って名瀬郵便局前で朝日通りに抜け、さらに末広本通りを直進。永田橋通りに右折して市役所前へゴールする。全行程2・9㌔、走行時間は約40分間を計画している。

 

 出発地点の奄美文化センターでは新型コロナワクチン接種会場の開設期間と重なることになるが、市教育委員会スポーツ推進課は「影響のないよう配慮したい」としている。

 

 当日の運営は市職員と自衛隊ら約150人のスタッフが担い、ルート走行中は警察による交通規制が行われる。沿道での応援については、マスク着用や大声を出さずに拍手を送るなどの新型コロナ対策のほか、密集を避けるためライブ中継での視聴も呼び掛ける。

 

 一方、市教委は市内小・中学生約3600人に沿道で観覧してもらう案も検討している。スポーツ推進課は「貴重な一大イベント。現在マニュアルを作成中で、密にならないようしっかり対策したい」と話した。